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BSマイタウン通信

名古屋で出版と古本屋を一人でやっている70過ぎのジジイ。金はないけど暇はある。思うがままに綴る日常とは……。
●当店の「ホームページ」は下記をご覧下さい。
http://www.mytown-nagoya.com/
●ブログ「店主の近況・心境」は下記をご覧下さい・
http://blog.mytown-nagoya.com/?PHPSESSID=339e02ce033948d89a844f9756098c40
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ややこしい、冷や汗三斗
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     北区郷土史研究会から頼まれて「織田敏定の尾張統一と国府縄手の戦い」と題して話をさせてもらった。これは『武功夜話』が書いていることだが、一般には清須城主敏定が岩倉を併合したという事実は認められていない。国府畷の戦いは岩倉城主だった寛広(とおひろ)が妻方の美濃斎藤氏の支援を得て挑んだ敗者復活戦だった。

     この話は知られていないし、ややこしい関係にある。話す自身も間違えてしまい、修正し直すやら後から付け加えるやらで、何とも頼りない講演なってしまった。約1時間半で終わったが、質問が出て2時間ほどになった。

     いろいろ出されたことはよかった。それまでの話を改めて整理することにもなった。この中の一つに、よくある「『武功夜話』を一級史料として扱ってもよいのか」という質問が出た。

     ぼくは『武功夜話』はいまだ究明されておらず、一級とは太鼓判を押せないものの、一・五級くらいに思っている。批判的な人からは「偽書」とも言われているが、そんなに簡単に決めつけられるものではない。現にこの国府畷の戦いにしても、人名や地名なども入って具体的に書かれている。

     これを秘蔵する吉田家には単に『武功夜話』があるというだけではない。古文書や古地図などが大量にあり、そうしたものも使って書かれてきた。言われている批判は活字で“全訳”されたものをもとにしてのもので、いま必要なのは原本が公開されて研究のまな板に乗せられることだろう。

     今日の反省。「賢者は学びたがり、愚者は立たされる」。
    | 記事 | 07:13 | - | - | - | - |