RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

08
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--

BSマイタウン通信

名古屋で出版と古本屋を一人でやっている70過ぎのジジイ。金はないけど暇はある。思うがままに綴る日常とは……。
●当店の「ホームページ」は下記をご覧下さい。
http://www.mytown-nagoya.com/
●ブログ「店主の近況・心境」は下記をご覧下さい・
http://blog.mytown-nagoya.com/?PHPSESSID=339e02ce033948d89a844f9756098c40
<< 学生時代の思い出・バイト | main | 学生時代の思い出・社会人 >>
学生時代の思い出・就職
0
     卒業式を終えても、就職先が決まっていなかった。式で学部長がはなむけの言葉として「人生、至る所に青山あり」と言われたのがひときわ耳に残った。未決定者はごくわずかしかいなかった。

     これより前、就職活動はそれなりにしていた。養護施設の指導員になろうと、募集のあった岡崎のH学園を受けた。面接だけだったが、指導力がありそうにないと思われたのか、後ほど「残念ながら……」との通知が来た。張り出されている一般企業を二つ三つ受けたもののいずれも不合格で、見かねたゼミの先生から「ここは知り合いだから」と鋳物工場を紹介された。

     父親に「あそこなら入れる」と話したら、渋い顔で「大学までやって鍛冶屋か」と落胆した。先生には「通勤に不便で」などと、ていよくお断りした。いまその会社は大きくなり、入っておれば幹部くらいになれたか、あるいは採用していなかったので成長できたのかもしれない。

     卒業後、かなり経ってから知ったのだが、「青山」は希望のある青々とした山ではなかった。辞書を引くと「墳墓の地」、墓場を意味している。大学は卒業したものの、いまだ勤務先が決まっていなかった。
    | 記事 | 07:09 | - | - | - | - |