2010.02.17 Wednesday
嚮導には今川義元も参った!?
昨日16日は将軍様68歳の誕生日で、北朝鮮は祝賀ムードにあふれたとか。それを報ずるテレビニュースを見ていたら、「嚮導(きょうどう)の党」という言葉が出てきた。この「嚮導」をキャスターは「人々の先頭に立って指導すること」とコメントしていた。
いまネットに当たってみると、「嚮導」は「我々は祖国と人民の前途に限りなく燦爛たる未来を開いた偉大な嚮導の党のため、胸ごとに沸き溢れる衷情の熱度を最大に噴出して力強く闘争することによって、党創建65周年を金日成民族の歴史に特記する革命的大慶事として輝かせなければならない」などと使われ、歌にも「祝杯、勝利の祝杯、祝杯、喜びの祝杯、嚮導の党のために、祝杯を挙げよう」などと歌われているとか。 めったに使われない言葉に、こちらもびっくりした。いま桶狭間の戦いをテーマにした本が編集の終盤に差し掛かってきているが、著者はこの「嚮導」を盛んに用いられている。なじみのない難しい言葉なので、当初は「誘導」でもいいのではないかと思ったものの、著者のこだわりもわからないわけではない。結局、「嚮導」で行くことにした。 この言葉をどういう場面で使用するかは“企業秘密”だが、これによって従来にない桶狭間論になってきそうだ。「嚮導」を『広辞苑』で引くと「?先に立って導くこと。また、その人、案内?(軍隊用語)部隊が横隊に編成されている場合、その両翼に配置して整頓・行進などの基準とする者各一名をいう」とある。しかし、ニュアンスとしては翻訳された「嚮導」の方がいいように思う。 北朝鮮で「嚮導の党」として使われているのには驚かされた。日本ではまったくと言っていいほど使わないし、ほとんどの人が読むことも書くこともできまい。それだけに新鮮な言葉にも感じた。 |